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現在スマートフォン市場はAndroidとiPhoneに二分されていますが、AndroidはOSの開発元と端末の開発元が異なるために、バグが多く安定性に欠けると言われていました。
しかしついに、Android OSの開発をしているGoogleが、一般消費者向けにAndroid純正とも言えるスマートフォン「Google Pixel 3」「Google Pixel 3 XL」を日本でリリースを発表しました。
これまでGoogle Pixelシリーズは海外でのみ流通していましたが、ついに日本で正式に発表されました。

source: google.com

Photo:android.com
OSは最新のAndroid 9 Pie + Google Assistantを採用。
Google AssistantとはGoogleが開発したAIです。「OK, Google」で呼びかけると起動し、「お父さんに電話して」「エアコンを消して」「渋谷駅まで行きたい」「オリーブオイルを買うってリマインドして」など、音声で簡単に便利な機能にアクセスできます。
一昨年あたりから話題になっているスマートスピーカー「Google Home」にも同じAIが搭載されています。
iPhoneのSiriと同様に、様々なアプリと連携させることが可能で、非常に便利な機能です。
ただ、日本では人前でボイスコントロールすることが一般的ではないため、すこし使うのが恥ずかしく感じるかもしれませんね。
AppleやHuaweiなどの競合他社が出しているフラッグシップスマホではデュアルもしくはトリプルカメラレンズが主流となっていますが、Google Pixel 3はシングルレンズです。
しかし、他のフラッグシップスマホに劣らず、かなり高画質な写真撮影が可能です。
こちらはSamsung Note 9との比較動画です。
Samsung Note 9は先日発表されたフラッグシップスマホで、高性能カメラを搭載しています。
動画を見てみると、Note 9はシャープで少し寒色であるのに対し、Pixel 3はソフトで少し暖色です。
色味に関しては好みなので、どちらが優れているとは言えませんが、個人的にはPixelの発色が好きです。
動画撮影時の手ブレ補正は完全にPixel 3の勝ちですね。
ズームしたときの鮮明さはNote 9に軍配が上がりますが、その差は本当に僅かです。
ローライト(暗所)撮影ではPixel 3の方が明らかにノイズが少なく、クリアに撮影できています。
ポートレート撮影(対象以外をぼかす撮影モード)はPixel 3の方がボケが強いですが、やはり一眼レフカメラのような自然なボケとは違います。
しかし、スマートフォンの小さなレンズとセンサーでこれほどの写真が撮影できれば十分でしょう。
動画も写真も、Pixel 3は色の表現の幅が広く、とても色彩豊かに仕上げてくれます。
いわゆる「インスタ映え」の撮影がしたいならば、Pixel 3一択でしょう。
Pixel 3のカメラ機能は写真や動画の撮影だけにとどまりません。
Pixel 3は他のどのスマホよりもAIが強化されており、カメラ機能にもAIが搭載されています。

Photo:goo.gl
「Google Lens」は、画像をキャプチャーしてそれをAIアルゴリズムが認識します。
例えば、英語で書かれているメニューや看板にカメラを向け、画面を長押しするとGoogle Lensが起動し、テキストを翻訳してくれます。
他にはよく似たスタイルの洋服を探したり、植物や動物について調べたりできます。
イベントのポスターに書いてあるURLを手打ちするのは非常に面倒なことですが、Google LensはURLを自動で認識してくれるのでサクサクwebページにアクセス可能。
Googleが以前から提供している写真動画保存サービス「Google Photo」を知っていますか?
ほぼ劣化無しで無制限にオンライン上に写真と動画を保存できるため、スマホやパソコンの容量節約にとても役立つクラウドサービスです。
”ほぼ劣化無し”と言えども、やはりオリジナルファイルではなく圧縮保存なので、ズームしたりすると劣化が分かってしまいます。
しかし、Google Pixel 3から保存すると、オリジナルデータを無劣化で無制限に保存できます。
(Google Pixel 3 から Google フォトに写真や動画をアップロードする場合は、元の画質で無制限に保存できるオンライン ストレージを 2022 年 1 月 31 日まで無料で使用できます。2022 年 1 月 31 日以前にアップロードした写真と動画は、その後も元の画質のまま無料で保存できます。)
Google Photoで設定しておけば写真や動画が自動アップロードされるので、万が一スマホを紛失したり水没させたりしても、写真や動画のデータが消える心配はありません。
Google Pixel 3に付属するUSB Type C 18W 急速充電器を使用すると、僅か15分の充電で最長7時間使用することが可能です。
Pixel 3に搭載されたAIがバッテリーを最も効率の良い状態に調整してくれます。
また、Qi規格のワイヤレス充電にも対応しています。
Google Pixel 3はdocomoとsoftbankから発売され、SIM契約時に選択できます。
auは発売しません。
また、端末のみを購入したい場合はGoogle ストアで購入可能です。
価格は95,000円から。
iPhoneと比較すると安いですが、フラッグシップモデルなだけあって、やはりスマホの中では高額な部類に入るでしょう。
初のAndroid純正とも言えるスマートフォン「Google Pixel 3」「Google Pixel 3 XL」ですが、実は過去に「Google Nexus」というシリーズ(合計8機種)がGoogleから発売されていました。
NexusもGoogleが開発した純正デバイスと言える立ち位置にありながら、なぜ今回のPixelが初だと騒がれているのでしょうか。
それは、Nexusは一般消費者向けではなく、主に開発者向けに作られたレファレンスモデルだったからです。
SamsungやLG、ASUSなどのメーカーと共同で開発したデバイスで、いくつものメーカーロゴが印字されていました。
レファレンスモデルとしてのNexusはデバッグなどの用途を考えて作られていたため、デザインや使いやすさは他のメーカー製スマホに比べて劣っていました。
これは”Googleの”スマートフォンとは言い難いでしょう。
しかし、今回のPixelは完全にGoogle内部で開発した一般消費者向け端末であるため、初のAndroid純正デバイスという立ち位置となっているというわけです。
これまでiPhoneやGalaxyなどのハイスペック端末(8万円以上の価格帯)を使用している人にとっては、買いです。
他社のスマートフォンに比べて尖っている点は無いものの、かなりリーズナブルな価格で綺麗にまとまったスペックを持ち、デザインもシンプルで万人向けです。
しかし、Zenfoneなどのミドルスペック端末(4-7万円程度の価格帯)を使用している人には向きません。
理由はやはりコストパフォーマンスです。
Pixelが位置しているのは、性能の上昇幅と値段の上昇幅が徐々にかみ合わなくなる価格帯ですので、ミドルスペック端末から価格が二倍になったからといって性能や満足度が単純に二倍になるとは言えません。
ハイスペック端末を購入する理由が特にない場合は、Pixelを購入しても期待しているほどの満足度は得られないかもしれません。
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