

米メディア「Mac Rumors」は、中国のWEBサイト「Feng」に掲載された情報として、iPhone XS/XS MAX/XR、及びiPhone 8等の旧端末の値下げが奏功し、中国国内におけるiPhoneの販売数が増加している事を伝えています。
1月10日Appleは、自社オンラインショップの価格は変更しないまま、中国のサードパーティ・ディストリビューター向けのiPhone卸価格を引下げ、これによりベンダーは従来よりも安価にiPhoneを仕入れ、顧客に対して値引きした価格を提示する事ができるようになりました。
Appleは、ほとんど全てのiPhoneの卸価格を引き下げましたが、中でも、iPhone XRの引き下げ額は大きく、例えば、JD.comからは6099元(899ドル)のプライスで登場していました。
これら小売店で値下げが実施されたiPhone XRの価格は、6499元(958ドル)から始まるAppleオンラインショップよりもユーザーにとって手頃な価格です。
アリババのデータソースは、これらの値下げによって中国国内のiPhoneの販売数が76%増加している事を示唆しており、さらに、Appleの卸価格引下げを受けた直後の1月11日以降、家電量販店Suning(蘇寧)でも83%もの販売増を記録している事をFengが伝えています。
1月29日、Appleのティム・クックCEOはロイターに対して、米国外のiPhoneの価格を再考していると述べました。米ドルで価格を設定した場合、現地通貨でのiPhoneの価格が高くなってしまう事を踏まえ、iPhoneの値下げを検討しているというものです。
中国国内におけるサードパーティ・ディストリビューター向けの卸価格の引き下げは、こうしたAppleとティム・クックSEOの思惑に沿うもので、同様に、ブラジルやインドにおいてもiPhoneの値下げが実施される公算は大きいと見られます。
また同CEOは、iPhoneの価格上昇がアップグレード回数の減少を招き、それがホリデーシーズンを含む10-12月期の販売の低迷に繋がったと考えている事も語っています。
逆に考えれば、値下げが奏功して販売数が70~80%増と言う急激な回復を見せると言う事は、AppleがiPhone Xから舵を切ったiPhoneの高価格戦略が誤っていた事を自ら認めた事になるのかもしれません。
噂によれば2019年iPhoneもiPhone XS/XS MAX/XRの延長路線にあるとされていますが、このままでは、再び「新製品を値下げする」という前代未聞の事態を再び招いてしまうかもしれません。
source:macrumors.com
Photo:apple.com