
スマホ決済のPayPayは、福岡ソフトバンクホークスと共同で、福岡ヤフオクドームのキャッシュレス化を推進する事を発表しました。2019年3月2日のオープン戦から、球場内ショップでの飲食やグッズ購入に加え、スタンドでの売り子による飲料販売でもPayPayが利用可能になります。
PayPay導入後も当面は現金の使用も可能ですが、将来的には完全キャッシュレス球場を目指すとの事で、合わせて、2019年シーズンから、福岡ソフトバンクホークスの選手は側面にPayPayロゴが入ったキャップを着用するとのことです。
「100億円あげちゃうキャンペーン」では、スマホ決済やキャッシュレスの認知度向上に大きな役割を果たしたという評価がある一方、利用したのはアーリーアダプター(新しい事を早期に需要する人)が主体で、利用された場所も家電量販とコンビニチェーンばかりで、キャッシュレスを浸透させた訳ではないとの批判もあるPayPayですが、福岡ドームのキャッシュレス化で批判を払しょくできるでしょうか。
スタジアムのキャッシュレス化については、すでに楽天が「楽天生命パーク宮城」の2019年開幕戦からのキャッシュレス化を発表済みで、一歩先行している印象です。
楽天生命パーク宮城のキャッシュレス化は、スマホ決済である「楽天ペイ」のみならず、楽天グループのキャッシュレスサービス総動員の様相です。
・ 電子マネー「楽天EDY」
・ クレジットカード「楽天カード」
・ デビットカード「楽天銀行デビットカード」
・ ポイントサービス「楽天スーパーポイント」
これら全て利用可能となり、PayPayのみの福岡ヤフオクドームに差をつけた格好です。
他球場への波及を考えてみると、当然、全体としてキャッシュレス決済採用の方向で動く事は間違いないにしても、流通系企業が運営する球団は、福岡ソフトバンクホークスと、楽天イーグルスのみである事から、自社グループサービスを積極的に採用してのキャッシュレス化はなさそうです。
強いて挙げれば、KDDIの筆頭株主である京セラの名を冠した「京セラドーム大阪」は、2019年4月のサービス開始を目指す「au Pay」が導入される可能性があるかもしれません。
すでに多くの利用者を持つ「au Wallet」の一部としてリリースされる「au Pay」は、サービス開始時点で900万人の利用者を要するとされていますので、後発ながら規模の大きな展開を見せそうです。
世界的に見て、極端にキャッシュレス化が遅れている日本ですが、政府としては、2020東京オリンピック・パラリンピックを見据え、早急にキャッシュレス化を進めたい考えですし、今年10月の消費税10%引き揚げ時には、キャッシュレス決済へのポイント還元なども行われる事から、2019年は各所で一層キャッシュレス化が進む事になりそうです。
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