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【格安SIM】mineo(マイネオ)徹底解説&比較

目次

今回の「徹底解説」は、mineo(マイネオ)を取り上げます。 mineoはMVNOですが、同じMVNOでも「UQmobile」や「LINEモバイル」とは立ち位置や、会社が置かれている事情が異なる部分がありますので、その辺りの事から話しを始めてゆこうと思います。

はじめに~mineoの特徴と3つのアピールポイント

MVNOとは、Mobile Virtual Network Operatorの略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」といいます。 バーチャル・ネットーワークとは、自前の通信回線を保有せず、大手回線キャリアから回線を借り受けて通信サービスを提供する通信会社を指します。

(ちなみに大手キャリアを「MNO(Mobile Network Operator)」(移動体通信事業者)と言います)

mineoの場合、運営会社のケイ・オプティコムも、親会社の関西電力も、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクのいずれとも資本関係がない事から、「独立系MVNO」と呼ばれる場合があります。

大手キャリアと資本関係にある…と言うのは、いわゆる「親会社・子会社」の関係を指します。

KDDIと資本関係にあるMVNOには、「UQmobile」や「BIGLOBEモバイル」「J:comモバイル」があり、ソフトバンクと資本関係にあるMVNOに「LINEモバイル」があり、いずれの場合も端末供給等の恩恵を受けていると言われますが、mineoは大手キャリアと資本関係のない独立系MVNOですので、そうした恩恵は受ける事ができません。

間違えやすいのですが、「Y!mobile」はSoftbank自身が社内で手がけるサブブランド(第2の通信サービス名)で、独立した企業ではありませんので、MVNOでもないことになります。

また、明確にはなっていませんが、大手キャリア傘下のMVNOは、通信回線を借りる際などに同グループのメリットとして何らかの優遇を受けているのではないか(各社とも否定)、と言われていますが、独立系MVNOにはそうした回線の優遇も全くありません。

しかし、独立系MVNOはキャリアの恩恵を受けられないデメリットもある一方で、キャリアによる拘束も受けないため、サービスや方針などを独自の考えで決定・実行する事ができると言われています。自由な発想から生み出されるサービスや企画は、ユーザーに新鮮な驚きを与え、コアなファンを生み出しています。

mineoを知る上で重要なキーワードを3つ挙げておきます。

mineoはトリプル・キャリア

キーワードの1つ目は「マルチ・キャリア」です。

マルチ・キャリアとは1社で複数の回線のサービスを提供するという意味ですが、mineoは、NTTドコモ回線、au回線、Softbank回線全てのサービスを提供しているため、「トリプル・キャリア」と自称しています。

au・NTTドコモ・Softbank3社の回線全てを扱う「トリプル・キャリア」は、QTmobileが国内初となりましたが、QTmobileのau回線は、mineoがMVNEとして回線や技術を提供しています。

マルチ・キャリアについては、「メリットとデメリット」の項で詳細に解説します。

なお、「データ専用プラン」の場合には、本人確認書類の提出は不要ですので、この限りではありません。

mineoはユーザー・コミュニティが活発

キーワードの2つ目は「ユーザー・コミュニティ」です。

mineoには「マイネ王」という活発なユーザー・コミュニティがあり、「マイネ王」にはユーザーが自由に使える掲示板が設置されています。その掲示板にmineoの事、SIM関連、通信関連など、不明点や疑問点を書き込むと、リテラシーの高いベテランユーザーが回答してくれる仕組みです。

必要がない限りは、mineoを運営はほとんど口を出さず、ユーザーどうしのコミュニケーションが活発に行われていますが、何かを教わる際に、運営からだと何か運営側に有利な事を言っているのではないか…と不安ですが、同じユーザーどうしの言葉なので、安心して聞く事ができるメリットがあるようです。

「マイネ王」で運用されている「フリータンク」はパケット互助会のような仕組みで、データ容量を余らせた人が寄付し、足りない人が無料で1000MB/月まで引き出して利用できるという、唯一無二のサービスです。

ユーザー・コミュニティやフリータンクについては、「料金」の項で改めて解説致します。

mineoは国内正規版iPhoneを購入できる

最後の3つめのキーワードはiPhone購入です。

実はmineoは、独立系MVNOとしては唯一、国内正規版iPhoneを購入できます。

Appleは、原則的に大手キャリアにしかiPhoneを卸していません。一定の販売数を求めるため、規模の小さなMVNOでは求められる販売数を満たせないためです。

そのため他のMVNOでは海外版や、CPO(メーカー純正整備品)を取扱う事が多いのですが、mineoは独自の仕入れルートにより、国内正規版のSIMフリーiPhoneの新品端末をラインナップしています。

mineoのiPhone販売については、「ラインアップ端末」の項で解説します。

これら3つのキーワードは、以下で、mineoの様々な側面を解説しますが、その際に覚えておいて頂けると解説を理解しやすい場面があるかもしれません。

mineoの申込み手順

mineoの申込み手順について解説致します。

mineoでは、au回線(Aプラン)、NTTドコモ回線(Dプラン)、Softbank回線(Sプラン)の3種類の通信回線に、各々に音声通話機能付きの「デュアルタイプ」、データ通信専用の「シングルタイプ」の2タイプが用意され、さらに、DプランとSプランにはSMS機能付きデータプランが用意されます。さらに月間データ容量が500MB~30GBまで6種類用意されており、合計48通りのプランを選ぶ事ができます。

また、「デュアルタイプ」には、新たに電話番号を取得する「新規契約」と、現在利用中の電話番号を引き継ぐことができる「MNP転入」の2タイプの契約形態があります。

※ MNP とは Mobile Number Portability(番号持運び制度)~現在の電話番号を、通信会社を移っても使い続けられる制度で、MNPを使って新たな通信会社へ移動する事を「MNP転入」、旧通信会社を解約する事を「MNP転出」といいます。

契約申込みの事前準備

mineoと契約する場合、以下の4つの事前準備が重要です。

本人確認書類の記載事項を確認

通話機能付き「デュアルタイプ」の申込み時には、申込者が契約者本人を証明するための書類の提出が必要です(WEB上からアップロード可能)。

通常、免許証やパスポートなどが使われますが、これらの書類に記載された氏名や住所などが現状と一致している事が必要です。婚姻などで氏名が変更になった場合、転居などで現住所が変更になった場合には、事前に本人確認書類の記載事項の修正を行う必要があります。

※ スマホやSIMは転送不可 本人確認書類の記載事項は、注文品が届けばよいという訳ではなく、必ず、氏名・住所などが正しく記載されていなければなりません。

申込み住所と現住所が異なる場合には、スマホやSIMは転送されず、通信会社へ戻ってしまい、虚 偽の申込みと言う事になってしまうので注意が必要です。

なお、「データ専用プラン」の場合には、本人確認書類の提出は不要ですので、この限りではあ りません。

※ mineoの本人確認書類については、こちらを参照してください。
▶本人確認書類について ご利用の流れ mineo(マイネオ)

本人名義の有効期限内のクレジットカード

mineoの料金やスマホ代金の決済は、本人名義のクレジットカードのみ使用可能です。 デビットカード、口座振替は利用できません。

クレジットカードを新たに発行するには10日~2週間ほどかかる場合がありますので、自分名義のクレジットカードを持っていない場合には、事前の準備が必要です。

家族が支払者になる場合でも、本人名義以外のクレジットカードは利用できないため、家族カードを予め発行しておく等の準備が必要です。

メールアドレス・電話番号・WiFi環境の準備

申込時に利用可能なメールアドレスと電話番号が必要です。 また契約成立後に、スマートフォン設定の際にWiFi環境が必要となりますので準備しておきましょう。

「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」等の、いわゆる「キャリアメール」は使用できません。GmailやYahoo!メール等のフリーメールを利用する場合には、メールアドレスの取得を行っておく必要があります。

利用開始時にスマートフォンに「APN設定」という初期設定を行いますが、この際にWiFi環境が必要となります。自宅WiFiがある場合には問題ありませんが、ない場合には、公衆WiFi、または他のスマホのテザリングでも設定可能です。

MNP予約番号の取得

デュアルタイプで、使用中の電話番号を継続利用したい場合には、上記の3つの準備が済んだら「MNP予約番号」を取得します(通話プランの場合)。

大手キャリア及びサブブランドのMNP予約番号取得は以下です。

現在ご利用中の携帯電話会社 ご利用方法 MNP予約受付窓口 受付時間
au/沖縄セルラー 携帯電話
一般電話
0077-75470 9:00~20:00
EZWeb トップメニューまたはauポータルトップ⇒My au⇒申し込む/変更する
〇フューチャーフォン以外のお客様については電話もしくは店頭で受け付けとなります。
9:00~21:30
NTTドコモ 携帯電話 151 9:00~20:00
一般電話 0120-800-000 9:00~20:00
パソコン My docomo→各種お申込み・お手続き 9:00~21:30
(システムメンテナンス時間を除く)
ソフトバンク 携帯電話 *5533 9:00~20:00
一般電話 0800-100-5533 9:00~20:00
Yahoo!ケータイ トップ→My Softbank→各種変更手続き 9:00~21:30
ワイモバイル 携帯電話
一般電話
【ワイモバイルの電話から】
116
【他社の携帯電話、固定電話などから】
0120-921-156
9:00~20:00
UQモバイル 携帯電話
一般電話
01220-929-818 9:00~21:00

詳細はこちら:▶MNP予約番号について ご利用の流れ mineo(マイネオ)

MNP予約番号取得の注意事項
  • ・ MNP予約番号には15日間の有効期限があり、この有効期限内にmineoとの契約を完了しなければなりません。完了できない場合には、手続きは無効となり、移転前の通信会社との契約が継続します。
  • ・ 有効期限切れの場合には「MNP予約番号」を再取得してやり直す事ができますが、やり直し期間中に更新月を過ぎてしまうと、新たな2年間の契約が開始されてしまうため注意が必要です。
  • ・ さらに、mineoはMNP申込み時に「10日以上」の有効期限残を求めますので、遅くともMNP予約番号取得から5日以内に申込み手続きを開始しなければなりません。

なお、「シングルタイプ」「SMS付シングルタイプ」の場合にはMNPできません。

実際の申込み手順

mineoは、実際の店舗とWEB上の専用ページから申込むことができます。

実際の店舗で申し込む場合

全国に11店の「mineoショップ」があり、各種案内・申込み手続きに加え、mineo端末を実際に体験できます。直営店舗を11店も持っているのは、MVNOとしては多い方(大抵1店もない場合が多い)です。

また、申込み手続き・初期設定等を店頭スタッフが対応する「mineoサポート店」、新規申込みとSIMカードの受け渡しが可能な「販売店」が各地にあり、対面での契約・購入を望むユーザーに対応しています。

近隣のショップ・店舗検索はこちら:▶店舗検索 格安スマホ・SIM mineo(マイネオ)

WEBからの申込み方法

WEBからの申込みの場合、回線タイプや通話機能の有無などによらず全て同一の申込みページから手続きを開始します。

①回線種別やプラン、端末購入などの注文内容の指定

セット購入の端末の有無、通信回線(3種類)、通話機能の有無、データ容量、かけ放題等の通話オプションなど、希望する契約プランの内容を指定します。

最初の選択肢で「端末とSIMカードを購入」を選ぶと、購入する端末の一覧が表示されます。機種名・ボディカラー・支払方法(一括or分割)を指定します。

「SIMカードのみを購入する」を選んだ場合には、機種・ボディカラー・支払方法の選択は現れません。

必要なオプション・サービスがある場合にはここで選択します。

多くのオプション・サービスは有料ですので、あまり多くのオプションを選択すると、月間の支払額が予想以上に大きくなってしまいますので要注意です。

その後は、SIMサイズの選択を行います。

mineoでセット購入する場合には、SIMサイズの選択肢は表示されず、mineoの方でそのスマホに最適なサイズのSIMを送ってくれます。

※SIMサイズ決定時の注意
mineoで端末をセット購入せずに、手持ち端末を使用する場合、または、mineo以外で端末を購入する(例えばApple StoreでSIMフリーiPhoneを購入する等)場合には、契約者の判断でSIMサイズをチョイスします。 サイズが違っていて使用できない場合には、SIM交換・再発行の手続きが必要で、所定の費用がかかりますので、SIMサイズをよく調べてから申しむようにしてください。

ちなみにiPhoneは、現状、一般的に使われているiPhone5s以降の端末全て「nano SIM」です。 iPhoneでmicroサイズ、標準サイズは使用できませんので注意してください。

【SIMサイズ変換アダプター】

一回り大きなサイズのSIMサイズにカットしたアダプターに小さいSIMを見かけ上、サイズを変更して利用できるものですが、SIMは正常に動作しますが、重ねた部分が厚くなりトレーが出て来なくなるといった事故も発生しています。

SIMサイズ変更には2,000円ほどのコストがかかりますが、数百円で購入できる「SIMサイズ変換アダプタ」を使用して、スマホ本体の修理になった場合には、当然自己責任ですし、2,000円より遥かに高額な出費となりますのでご注意ください。

② eoIDの登録・ログイン、エントリーパッケージ

※eoID(イオID)
「eoID」(イオID)とは、mineoを運営する通信会社ケイ・オプティコムのサービス全般を利用するためのIDで、mineoのユーザー・コミュニティである「マイネ王」を利用する際にも必要になるIDです。

過去にケイ・オプティコムを利用した事がある方は「eoID」を継続して利用できます。初めての場合は無料で新規登録が可能です。

※エントリーパッケージ

エントリーパッケージは、家電量販やAmazonなどで販売されていて、このパッケージに記載のエントリーコードを利用する事で、契約時の事務手数料が無料になります。

エントリーパッケージは、大抵数百円程度で販売されていますので、事務手数料との差額分がお得になります。

ただし、各種キャンペーンの中には、エントリーパッケージを利用するとキャンペーン対象外になる場合があるので、詳細を良くチェックしてください。

③ MNP予約番号

MNP予約番号と、現在利用中の電話番号を記載します。

申込冒頭で「デュアルタイプ(通話機能付き)」を選ぶと現れる入力項です。 ここで「MNP予約番号」を正確に入力すると、現在使用中の電話番号をそのまま継続して利用可能になります。

※ MNPとは
MNPとは、Mobileナンバーポータビリティの略で、通信会社を移っても電話番号を維持できる制度です。 MNPを行う場合には、旧通信会社から「MNP予約番号」を発行して貰って、新たな通信会社に申込む際に予約番号を添えて申し込みます。

MNP予約番号には15日間の有効期限があり、mineoは契約申込時点で「10日間」の有効期限残を求めますので、MNPでmineoに乗り換える場合には、有効期限の残り日数にご注意ください。

④ 個人情報・支払情報の入力

最後に、契約者の氏名・住所などの個人情報と、代金・料金支払いのためのクレジットカードの登録を行います。

氏名・住所などは現在の正しい内容を記載し、デュアルタイプ申込みの場合には、本人確認書類と一致している事が必要です。

最終的な選択や記入内容を確認し、契約申込は完了となります。

⑤ 契約申込完了

WEBでの申し込みが完了すると、登録したメールアドレス宛に「申し込み確認」メール、手続きが完了すると「手続き完了」を知らせるメールが届きます。

メール受信から1~2日後、注文品(SIM、スマホなど)が届きますので、初期設定を行って利用を開始します。

本人確認書類のアップロード

通話機能付きプランの場合には、本人確認書類の提出が求められます。

本人確認書類の提出はスマホやデジカメで撮影した写真をWEB上から簡単にアップロードできます。

    • ・ 本人確認書類が欠けないよう、全体が写真に写る様にする(写真や氏名・住所の一部が写っていない等)
    • ・ 本人確認書類の記載事項がきちんと見えるように撮影する(暗い、折れて隠れている等)
    • ・ 写真に自分の指や、カメラのストラップが写り込んで記載内容に被さっていないこと
    • ・ ピンぼけにならず、書類全体が明るく綺麗に撮影されていること

実はこうした写真を撮る際に便利なのが、スマホやデジカメのズームアップです。 スマホやカメラを書類に近づけると、それだけ影ができたりピンボケしやすくなるので、スマホやカメラを少し離して、ズームアップ機能で拡大(スマホの場合はピンチ)して撮影すると綺麗に写すことができます。

mineoの料金プラン

プラン Aプラン(au) Dプラン(docomo) Sプラン(Softbank)
タイプ シングル デュアル シングル デュアル
500MB 700円 11,310円 700円 1,400円
3GB 900円 1,510円 900円 1,600円
6GB 1,580円 2,190円 1,580円 2,280円
10GB 2,520円 3,130円 2,520円 3,220円
20GB 3,980円 4,590円 3,980円 4,680円
30GB 5,900円 6,510円 5,900円 6,600円
SMS 無料 無料 +120円 無料 +180円 無料

mineoの料金プランは、3種類の回線サービスごとに異なる設定となっています。

全体の料金体系としては、Aプラン・Dプランは割安な部類ですが、Sプランに関しては特に通話機能付きデュアルタイプは少し割高かなという印象ですが、Softbank回線の接続料(レンタル料金)自体が割高なので、致し方のない設定なのかもしれません。

1GBプランが消滅

上記の料金プランのうち、AプランとDプランには「1GB」容量のプランが存在していましたが、2018年9月以降、新規で利用申込みができなくなりました。

小容量派のユーザーには人気のあった容量だと思いますが、1GBプランの廃止は事業者としては収益アップに繋がります。

つまり、1GBプランがないと言う事は、月間1GBで足りるユーザーも3GBで契約せざるを得ないため、峰雄には、毎月3GBプランの料金が入る事になり、従来の1GBプランよりも収益は増加するわけです。

ユーザーフレンドリーを謳うmineoとしては、「らしくない」変更に思えますが、格安通信サービス各社は収益性があまり芳しくない傾向にあるため、収益性を向上させようという意図が感じられます。

mineoその他料金とオプション・サービス

以下は、mineoのプラン料金以外の料金や、オプション・サービス料金の一覧です。

◆通話・SMS関連
通話料 20円/30秒  
料金半額通話 10円/30秒 mineoでんわ(月額利用料なし)
10分かけ放題 850円/月 mineoでんわ利用
通話定額30 840円/月 最大30分間の無料通話(20円/30秒)
通話定額60 1,680円/月 最大60分間の無料通話(20円/30秒)
SMS 1~30円/通 国際SMSは100円/1通
スマート留守電 290円/月 留守番電話の内容をメールやSNSで確認
さよなら迷惑電話 100円/月 アプリで番号登録し迷惑電話を防止
◆データ通信関連
データ追加購入 150円/100MB パケット・チャージ
フリータンク 無料 余ったパケットを分け合える互助制度
データギフト 無料 パケットをmineoユーザーに贈れる
データシェア 無料 繰り越しデータ容量をグループ内で共有できる
WiFiエコネクト 362円/月 公衆WiFi(国内スポット10万超箇所)
超ストレージ 300円/月 128GBのオンラインストレージ
◆サポート関連
シニアパック 200円/月 初心者向けアプリ11個パック(Androidのみ)
ジュニアパック 200円/月 ジュニア向けアプリ11個パック(Androidのみ)
スマホ操作アシスト 500円/月 オペレーターが一緒に画面を見ながらサポート
訪問サポート 9,000円~/1回 自宅にサポートスタッフが訪問してサポート
◆セキュリティ関連
安心パック2 550円/月 端末安心保証とウィルスバスターをセット
├端末安心保証 370円/月 端末故障時に交換端末提供
└ウィルスバスター 270円/月 ウィルスからスマホを守る
持込端末安心
保証サービス
500円/月 mineoで購入以外の持込み端末の故障時の修理・交換機種提供サービス
安心フィルタリング 350円/月 Webやアプリへのアクセス制限、利用状況の確認等
安心バックアップ 500円/月 スマホ内のデータをインターネット上に保管
パスワードマネージャー 150円/月 IDやパスワードを保管・管理
メールウィルス
チェックサービス
200円/月 メールの送受信前にウイルスチェック
ウィルスに侵された添付ファイルの検知・削除

通話関連の料金とオプション・サービス

 

mineoに限らず、格安通信サービスにおける通話料は20円/30秒が基本料金です。

この通話料金を割安にする仕組みとして、各社が「通話料半額サービス(アプリ)」を提供していますが、mineoも「mineoでんわ」という名称で、通話料を通常の半額10円/30秒にするサービスを提供しています。

この通話料半額サービスは、通話料が割安な回線を経由して通話させる事から「中継電話」、中継するために特定の番号を相手先電話番号の先頭に付加する事から「プレフィックス電話(前に付加の意)」等と呼ばれます。

また、この「mineoでんわ」を利用した「10分かけ放題(月額850円)」も提供中で多くの利用者が利用する人気オプションです。

さらにmineoでは、他社ではあまり提供のない「通話パック」を2種類提供しています。「通話パック」には、月間の通話時間合計が30分まで840円の「通話パック30」と、月間通話60分まで1,680円の「通話パック60」があります。

デュアルタイプと、Dプラン・SプランのSMS付シングルタイプで利用可能なSMSは、国内は1~30円、国際SMSは100円/1通となっています。AプランはシングルプランでもSMSが追加料金なしに利用可能です。

その他、留守番電話の内容をメール等で確認可能な「スマート留守電」、迷惑電話の着信をストップする「さよなら迷惑電話」の他、「三者通話(200円)」「転送電話・割込み通話・番号通知リクエスト(いずれも無料)」等の一般的な通話向けオプションも用意されています。

データ通信関連料金とオプション・サービス

各プランごとの月間のデータ容量を使い切った場合には、データ容量を100円/100MB単位で追加購入する事ができますが、mineoでは、ユーザー・コミュニティ「マイネ王」において、「フリータンク」「パケットギフト」等のデータ容量を融通する独自サービスを提供しています。

フリータンクとは

フリータンクは、データ容量の互助制度のようなもので、月間のデータ容量を余らせたユーザーが「フリータンク」に寄付したパケットを、足りないユーザーが1000MB/月まで無料で引き出して利用する事ができる仕組みです。

寄付する側も、貰う側も料金は一切かからず、パケットを余らせたユーザーの善意によって成り立っていますが、こうした制度を持つ通信会社は、大手キャリアを含めても他に皆無で、mineoだけの独自サービスです。

このフリータンクの存在を、mineoを選ぶ決め手にするユーザーもいるほど、mineoのフリータンクは有名な存在です。

パケットギフト、パケットシェアとは

パケットギフトとは、mineoユーザー間でデータ容量をプレゼントできる仕組みで、家族やグループに留まらず、mineo利用者であれば、誰にでもパケットをプレゼントする事ができます。

パケットシェアは、繰越したデータ分をグループ内でシェアできるもので、パケットギフトはプレゼントした人しか利用できませんが、パケットシェアは自分も含め、グループ内の誰でもが利用できる点がことなります。

mineoでは、月間データ容量を使い切った場合でも、容量追加購入をしなくても「フリータンク」や「パケットギフト」等によって、料金を発生させずにデータ容量を得る事ができ、これがmineoの大きな人気の一端となっています。

サポート関連のオプション・サービス

スマートフォンに不慣れな初心者やシニア層を対象に、サポート関連のオプション・サービスも用意されています。

「スマホ操作アシスト」は、同じスマホの画面を見ながら電話口のオペレーターが操作方法や設定方法を教えてくれるサービスです。

「訪問サポート」は、スタッフが自宅を訪問して操作方法や設定などを助けてくれる仕組みで、1回訪問当り9,000円からと少し高額な料金ですが、一度きちんと設定して貰えば、何度も訪問依頼をする事はありませんので、利用する初心者・シニアユーザーは少なくないようです。

セキュリティ関連のオプション・サービス

端末保証とウィルス対策アプリをセットにした「安心パック2(550円/月」は、2つ分のオプション料金(640円/月)より割安な料金設定になっています。

また端末をmineoで購入せず、手持ち端末をそのまま利用する場合や、他所で購入する場合には、「持込み端末安心サービス(500円/月)」が利用できます。

その他、フィルタリングやデータのバックアップ、パスワード保管管理などのオプションも用意されています。

mineoの端末ラインナップ

2019年2月現在、mineoではAndroidスマートフォンが13機種、Androidタブレットが1機種、iPhoneが3機種、モバイルルーターが2機種ラインナップされており、MVNOとしては多めのラインナップと言えます。

Android端末は、HUAWEI・ASUS等の中華系メーカーの製品を中心に、AQUOS・富士通等の国産スマートフォンもラインアップしています。

iPhoneは、国内正規版SIMフリーのiPhone8/8Plusの新品端末と、海外版のiPhoe6s 中古端末を購入する事ができます。

Android端末について

mineoでラインナップされるAndroidスマートフォンは、最新モデルから、少し発売から時間が経って値下げされた機種まで豊富なラインナップから、自分の好みや予算に合わせて購入する事ができます。

WEB上には、機種横に必ず利用可能なプランが明記されていますので、購入時に利用可能回線を確認すれば、購入した端末が契約した回線で利用できないと言った事にはなりません。

mineoで販売されるAndroidスマートフォンは、分割購入でも一括購入でも原則的に価格の差はありませんが、実はこれはMVNOでは珍しいことです。他社では分割購入時には若干、端末価格が割高になるケースがよくあります。

この点においてはmineoは良心的と言えるかもしれません。

なお、mineoで販売されるAndroid端末は、タブレットも含め全てSIMフリー端末です。

iPhoneについて

mineoでは、MVNOでは珍しく、国内正規版SIMフリー端末を購入でき、もちろん新品端末です。

大手キャリアではiPhoneを販売していますが、全て「SIMロック」がかけられており、異なる回線では使用できません。他の回線で使用したい場合には、「SIMロック解除」を行う必要があります。

日本国内でSIMフリー版iPhoneが購入できるのは、Apple Store以外ではmineoのみですが、さらに言えば、大手キャリア以外でiPhone8をラインナップしているのはmineoのみです。

サブブランドでも大手グループMVNOでも取り扱っておらず、日本国内で唯一iPhone8を取扱うMVNOでもあります。

そういう意味で、mineoがラインナップしている国内正規版SIMフリーのiPhoneはオンリーワン(※)なのです。

価格的にはApple Store同等か、若干割高ですが、回線とセットで契約できる点で利用者にも人気です。

※ mineoをMVNEとしてau回線サービスを提供する「QTmobile」や「Fiimo」ではmineoルートでの仕入れと思われる国内SIMフリー版のiPhone8を取扱っています。

mineoの通信速度

mineoのDプランとSプランについて、通信が混雑する時間帯を狙って通信速度を計測しました。

こちらはDプラン(NTTドコモ回線)の計測値です。

30~40Mbpsの高速通信と、1Mbps未満の速度低下時の格差が大きい事が見て取れますが、逆に、昼12時台以外で利用に支障をきたすような速度低下は見られませんでした。

また、昼12時台でも1Mbpsを上回る事もあり、筆者の感覚として、以前より全体的に速度は底上げされたような印象でした。筆者の印象では、ピーク時間帯の速度低下はもっと深刻だった記憶が残っていますが、この程度であれば実用上で大きな問題はないはずです。

利用する時間やコンテンツを上手に選べば比較的快適に利用できるように思いました。

こちらは、Sプラン(Softbank回線)の計測値で、同様にピーク時を狙って計測しています。

Sプランでは、高速側ではDプランと同様に20~40Mbpsを記録していますが、ピーク時の速度低下時でも1Mbpsを上回ることが多いことがわかります。

現状、通常時にはDプラン・Sプランで差はありませんが、ピーク時の落ち込みは若干Dプランの方が大きいようですので、総合的にはSプランの方が速度に関しては使い勝手が良さそうです。

ただし1点、Sプランは昨年2018年9月からサービスインした新しいプランです。通常、サービスインから半年間程度は、ピーク時でも速度低下のない高速通信を維持する場合が多いので、そういう意味では、mineoは早くも速度低下が現れてしまっている事を付け加えておきます。

他社格安通信サービスとの比較

こちらは、「イオンモバイル」と「UQmobile」の計測結果です。

計測時期が異なるため、単純に速度を比較する事はできませんが、MVNOが提供している通信速度は通信会社によってここまで違いが大きいのだという事を見て頂ければと思います。

イオンモバイルでは、常に1Mbps前後の通信速度で、最大時でも3Mbpsに及ばなかった一方、UQmobileは、使用端末がiPhone XSであった事もあり、100Mbpsを何度も超える計測値を記録しています。

必ずしも通信速度が最優先ではありませんが、ただ、スマートフォンは基本的に通話と通信が機能の中心である以上、クリアな音質で通話ができる事や、ストレスのないデータ通信ができる事は「基本性能」とも言えます。

データ通信というと何か特殊な通信の事のように感じますが、メールを送受信する事もデータ通信ですし、WEBを観たりSNSを見たり会話する、写真をアップする、動画を見る等々も全てデータ通信ですので、SIMの性能を判断する際には、データ通信の性能を重視せざるを得ません。

mineoの速度は、イオンモバイルほど遅くはないものの、昼12時台の速度は大差ない事を考えると、もう少しピーク時の通信速度を手当てして欲しいと感じます。

※ 通信速度…通信速度は、計測する時間帯・場所・端末など様々な要因で変化しますので、こうした計測結果だけで何かを判断できない面があります。あくまで参考程度に見て頂ければと思います。

※ ピーク(ピーク時間帯)… 利用者が集中し、通信帯域が混雑する事で通信速度が定価する場合があり、この混雑する時間帯を「ピーク」あるいは「ピーク時間(帯)」等と呼びます。 1日の中で、昼12時台が最も混雑が激しく速度低下が著しい時間帯であり、その他、朝夕の通勤通学時間帯や、夕方~夜間などにも速度低下が起きやすい時間帯があり、それらの時間帯を総称してピーク(時間帯)と言います。

節約モード(低速モード)

節約モードは、mineoが提供する「無料通信モード」です。

節約モードでは、通信速度を下り最大200kbpsに制限する代わりに、データ容量を無料・無制限に利用する事ができます(mineoスイッチONで節約です)。

200kbpsは、mineoや他社MVNOが、データ容量を使い切った際に実施する速度制限時と同じ速度で、言い換えれば、通信事業者がユーザーの利用に必要な最低限の速度と見ている速度だと言えます。

実際、メール送受信やSNSのトーク、ニュースサイトやブログの閲覧、音楽ストリーミング等では200kbpsで問題なく利用する事ができます。

もちろん、メールでもSNSでもWEB/ブログでも大きな画像ファイルが添付されていれば別ですが、テキスト中心であれば、あまりストレスを感じることなく利用する事ができます。

mineoでは、高速⇔低速を切り替える「mineoスイッチ」をはじめ、データ残量の確認や、ギフトのやり取り、マイネ王へのアクセス、マイページへのログイン等、様々な便利機能をまとめた総合アプリ「mineoアプリ」を無料で提供しています。

通常時は節約モード設定がお勧め

通常時、つまりいわゆる「待受け時」には節約モードに設定しておく事をお勧めします。 待受け時の動作は、メールやSNS等の受信が主体で、高速データ通信を利用するような動きはありません。

受信したメールに記載のURLを見る、SNSに返信する、添付画像・動画を見る等で高速通信が必要になった際に、アプリから高速に切替える事で、無駄な高速通信を減らし容量消費を節約することが可能です。

節約モード時の通信速度

こちらは、Dプラン・Sプランを各々200kbpsの低速モードに設定して計測した通信速度ですが、下り最大200Kbps=0.195Mbpsの理論値ほぼMAXまで速度が出ていました。

Dプランでは、時々通信の頭の部分で速度が出にくく、尻上がりに速度が上がる事が時々ありました。 また、YOUTUBEを見た際には、Dプラン・Sプランとも途中で動画が停止する事があり、節約モードでの動画視聴はお勧めとは言えない状況でした。

こちらの計測値の緑枠内は、OCNモバイルONEの「低速モード」時の通信速度です。 同じ200kbps制限ですが、OCNの方は225~317kbpsの速度が出ています。

この事から、mineoの節約モード時の速度は、理論値最大200kbpsに近い速度は出ていますが、中には、低速制限時でももっと速度が出ているSIMもあるということをご参考までに見て頂ければと思います。

mineoのメリットとデメリット

本項では、mineoを利用する上でのメリットやデメリットについてまとめます。

mineoのメリット

  • 1. 大手3キャリアの回線全てを取扱うマルチ・キャリアであること
  • 2. 回線の切換えをmineo内で行う事が可能
  • 3. MVNOで唯一、「国内正規版」「SIMフリー」「新品」のiPhoneを購入できる
  • 4. 活発なユーザー・コミュニティ
  • 5. 200kbpsでデータ使い放題となる「節約モード」
mineoのメリット①~マルチ・キャリア

mineoは、au・NTTドコモ・Softbankの3キャリア全ての回線を使用した格安通信サービスを提供しています。
1社で2つ以上の回線サービスを提供する通信会社をマルチ・キャリアと言いますが、mineoもマルチ・キャリアですが、3社全ての回線を扱う事から自ら「トリプル・キャリア」と称しています。

トリプル・キャリアである事のメリットは、大手キャリア3社のいずれからでも手持ち端末をそのまま利用して乗換えが可能な事です。

以下は、3キャリアそれぞれで購入したiPhoneをmineoで使用可否と、SIMロック解除の要否一覧です。

  ドコモ回線(A) au回線(D) Softbank回線(S)
購入キャリア au Dcmo SB au Dcmo SB au Dcmo SB
iPhone 5s
iPhone6/6Plus
iPhone6s/6sPlus
iPhoneSE
iPhone7/7Plus
iPhone8/8Plus
iPhone XS/XS MAX
iPhone XR
〇:SIMロック解除不要で利用可△:SIMロック解除で利用可×:SIMロック解除・利用不可

このように、原則として購入元と同じ回線であれば、au端末の一部例外(※)を除いてSIMロック解除不要でそのまま利用する事が可能で、手持ち端末をそのまま利用しやすい環境になっています。

※au版iPhone6s/6sPLus・iPhoneSE・iPhone7/7Plusに関しては、VoLTE通話の関係上、au回線での利用であってもSIMロック解除が必要です。

MMD研究所が2018年5月に実施した調査によれば、大手キャリアのユーザーが格安通信サービスに移行後に利用したいと考えている端末(スマホ)は、手持ち端末28.7%、現在の端末をSIMロック解除して利用21.3%で、約半数が使用中・手持ち端末を利用したい意向を持っています。

しかし実際には、ショップでのSIMロック解除は長時間待たされたり、3,000円の手数料がかかる事から、SIMロック解除を敬遠するユーザーも少なくなく、mineoのように3キャリア全ての回線が用意されていれば、SIMロック解除不要で端末利用が可能になるため、乗換え希望ユーザーにとって大きなメリットとなります。

mineoのメリット②~回線を切り替えられる

mineoはau・NTTドコモ・Softbankの3社全ての回線を取扱っていますが、それぞれの回線を解約する事なく回線を切り替える事ができ、これもmineoの大きなメリットの1つです。

mineoでは回線を変更する事を「プラン変更」と言い(※)、au⇔Docomo⇔Softbank間で自由に変更する事ができます(プラン変更手数料・SIM発行手数料等がかかります)。最低利用期間内であっても解約金はかかりません。

ちなみに、同じMVNOでも事業者によって、楽天モバイルのようにプラン(回線)変更ができないケースと、mineoやIIJmioのように回線を変更できるケースがあります。

変更できないよりできた方が、契約後の自由度は大きく異なります。

転居などで電波状況が変わったり、端末を買い換えた等で回線を変更したい場合でも、いちいち別の通信会社へ乗り換えなければならないのは大きな手間となります。

※mineoでは回線の変更を「プラン変更」、通話SIM(デュアルタイプ)とデータSIM(シングルタイプ)の変更を「タイプ変更」といいます。

mineoのメリット③~iPhoneを購入できる

「端末ラインナップ」の項でご紹介したように、mineoでは「国内正規版」「SIMフリー」「新品」のiPhoneが購入できますが、これは、あまり喧伝されていませんが、かなり画期的なことです。

mineoは仕入れ先を「代理店」としており、明確な仕入れ先は不明ですが、他のMVNOではまず実現できない事をいずれかの代理店と組む事で実現したのはスゴイ事だと思います。

実は、現在のiPhone8/8Plusの前に販売していたiPhone7は「初物」だらけの一大事でした。

  • ・ 大手キャリアを含めても、国内で初めてApple Store以外でSIMフリー端末が販売された
  • ・ 大手キャリア以外で初めてiPhone7が販売された(Y!mobile・UQmobileより先だった)
  • ・ MVNOで初めて国内正規版iPhoneが販売された
  • ・ 国内で唯一、256GBのiPhone7/7Plusを購入できる
  • ・ 国内で唯一、iPhone7 Project REDを購入できる
  • ・ MVNOで唯一、データプラン契約でも国内正規版iPhoneを分割購入可能

この時期には、すでにApple StoreでもiPhone 7 256GB版、及びProject RED版は販売終了となっていたため、mineoが唯一の販売チャンネルでした。

さらに付け加えるなら、国内正規版iPhoneを購入した通信会社で、複数の回線にプラン変更できる唯一の通信事業者でもあります。

スマートフォン(Android)n=3,940
楽天モバイル 28.7%
mineo 11.2%
OCN モバイル ONE 8.7%
UQ mobile 14.9%
IIjimo 6.8%
タブレット(Android)n=239
OCN モバイル ONE 20.5%
楽天モバイル 11.7%
BIGLOBEモバイル 10.0%
mineo 7.1%
IIjimo 6.7%
スマートフォン(iOS/iPhone)n=2,466
mineo
楽天モバイル 17.8%
UQ mobile 14.9%
IIjimo 8.0%
BIGLOBEモバイル 6.0%
タブレット(iOS/iPhone)n=2,466
IIjimo 14.5%
OCN モバイル ONE 13.8%
mineo 13.8%
楽天モバイル 10.3%
BIGLOBEモバイル 9.0%

MMD研究所が2018年8月に実施した調査によれば、iPhoneユーザーが22.4%のユーザーが「mineo」を利用しており、iPhoneユーザーに人気の格安通信サービスである事がわかります。

mineoのメリット④~活発なユーザー・コミュニティ

mineoには「マイネ王」というユーザー・コミュニティがあり、非常に活発に活動しています。おそらく、通信会社にユーザー・コミュニティがあること自体珍しいですが、「オフ会」を実施する通信会社など、まず他にはないのではないかと思います。

もしアナタがスマホや格安通信に関して初心者であれば、「マイネ王」は力強い味方になってくれるはずです。掲示板に疑問や不満を書き込んでみてください。ベテランのユーザーさんたちから親切で詳細な説明やアドバイスが貰えるはずです。
この「マイネ王」をmineo選択の決め手にする人も少なくありません。

フリータンクとは

さらに、マイネ王で提供している「フリータンク」は、唯一無二のユニークなサービスです。

「フリータンク」は、パケット互助会のようなもので、パケットを余らせた人が寄付したデータ容量を、足りない人が1000MBまで引き出して使う事ができる制度で、寄付するのはもちろん、引き出すのも無料です。

他の通信会社であれば、月間のデータ容量を使い切ってしまった場合には、低速に制限された通信速度で月末まで我慢するか、別途料金を支払って高速データ容量を追加購入するしかありませんが、mineoの場合は、フリータンクから1000MBまで無料で高速通信容量を貰う事ができます。

フリータンクもmineoだけのユニークな仕組みですが、利用者の譲り合いの精神がなければ成り立たないサービスでもあります。

一時、フリータンクは使う人ばかりが増えてしまって、タンク内のパケットのストックが枯渇するかもしれない…という状況になった事がありました。

運営や、心あるユーザーの呼びかけで節度ある利用が浸透し、現在は安定して運用されているようです。ちなみに今日現在のフリータンク内の容量は、7万9,000GBほどになっています。

mineoのメリット⑤~節約モード

mineoには、「カウントフリー」と名乗っているサービスはありません。

カウントフリーとは、ある特定のコンテンツを利用する際に発生する通信料が月間のデータ容量を消費しない事を言いますが、言い換えると、特定コンテンツの通信料が無料(または定額)になるサービスと言えます。

その意味では、mineoが提供している「節約モード」もカウントフリーだと言う事もでき、通信速度を低速制限時と同じ200kbpsに抑える代わりに、容量制限なしにデータ通信を利用できる仕組みです。

つまり、一般のカウントフリーは、対象となるコンテンツを制限しますが、「低速モード」は、コンテンツは制限なく、通信速度を制限するタイプのカウントフリーだと見る事ができるわけです。

速度を低速に制限し容量無制限で利用できることから、「節約モード」を活用すれば、その名の通り有料の高速データ容量を節約する事ができるため、これもmineoのアピールポイントの1つとなっています。

mineoスィッチについて

mineoでは、通信速度の切換えや、データ残量の確認、ギフトのやり取り等の様々な機能・リンクを搭載したオリジナル・アプリを無料で配布しており、このアプリから、高速⇔低速を簡単に切替えることができます。

mineoのデメリット

  • 1. ピーク時間帯の速度低下
  • 2. 通信の最適化を実施
  • 3. 1GBプラン廃止(新規申込停止)
  • 4. 最低利用期間がない(いつでも解約可能)
  • 5. 値引き体質
mineoのデメリット①~ピーク時間帯の速度低下

人気MVNOの宿命とも言えるのかもしれませんが、昼12時台を最ピークとして、朝・夕・夜間の回線混雑時に通信速度が低下してしまいます。その点でmineoは速度に期待して選ぶ通信会社ではないと言えます。

通信速度の低下と、帯域(回線)増強は「イタチごっこ」のようなところがあって、通信会社は、速度が低下すれば当然「帯域増強」を行い、通信速度の回復を行います。すると、その速度回復や、対応する通信会社としての姿勢が評価されて、新たなユーザーが集まります。すると、また速度が低下するようになり、帯域増強を行う…等々、そうした事の繰り返しなのです。

あまり人気の高くないMVNOであれば、増強後、しばらくは回復した速度を維持できる期間がありますが、1・2位を争う人気MVNOであるmineoでは、回復する傍からユーザー数増加による低下が起こってしまいます。

そういう意味では、速度に期待するのであれば、あまり人気の高いMVNOを選ばないのも1つの選択肢かもしれません。

とは言え、今回、実際に回線を使用してみたところ、以前よりも低下が緩和された印象があり、低下した際の速度が、あまり1Mbpsを割込まなくなったな…と感じます。以前は、昼時はほぼ100%の割合で1Mbpsを割っていましたので、mineoの取り組みが効果を表してきたのかもしれません。

通信速度に関しては、将来の予測はほぼできないと言えます。 mineoがどの程度の資金を持ち、その何割を帯域増強に使用するのか、ユーザーがどれほど増えるのか、ユーザーの回線使途によっても帯域の逼迫具合は変わってきますので、将来の通信速度に関しては何とも言えない…と言うのが本音です。

mineoのデメリット②~通信の最適化を実施

「通信の最適化」という言葉をご存知でしょうか。

通信を最適化するならいい事じゃないか…、そんな印象がありますが、実はユーザーにとっては何も良い事はありません。最適化と言うのは、あくまで通信事業者の都合で行われる「最適化」です。

画像や動画は圧縮されると劣化しますので、通信業者が回線混雑の緩和をするために、ユーザーは送信するデータを劣化させると言う事になります。

また、最適化を実施するためには通信内容を把握する必要があるため「通信の秘密」を侵しているのではないか、ユーザーの送信データを勝手に改ざんする事は、著作権法の同一性保持権の侵害に当たるのではないか等との指摘もある行為です。

mineoの通史最適化問題

mineoでは、この「通信の最適化」が2018年春に大きな問題となった事がありました。

実は「通信の最適化」を実施している格安通信サービスはmineoだけではありません。楽天モバイル、NUROモバイル等も「通信の最適化」を行っているのですが、mineoだけが大きな問題になってしまったのは、既存ユーザーに無断で実施してしまったからなのです。

mineoの場合は、2018年4月に1人のユーザーのSNSで通信の最適化が明るみに出るまで、既存のユーザーに対して一切告知しないまま実行した事で、日ごろから標榜していた「ユーザーフレンドリー」「Fun toFans」の姿勢とマッチしないと、多くのユーザーから強く非難を浴びる事となりました。

他社、例えばNUROmobileでは実施日を予め告知し、最適化に納得できないユーザーには回避する方法を開示していましたが、実施日以降の契約者には、事前に告知済みなので回避方法は開示しないという形で導入する等、既存ユーザーが、契約時に最適化に同意していない事を重視する姿勢を見せていました。

それに引き換えmineoは、既存ユーザーに事前に告知する事もなく実施した上、明るみに出た際に、同社の通信サービス約款第35条「契約者に事前に通知することなく通信利用の制限を行うことがある」という規定を盾に「問題ない」との姿勢を示すなど、対応のまずさもあり一時は炎上状態となっていました。

通信の劣化と言っても人間の目で見ても分からない範囲で実施されており、送信前の画像と、送信された画像を見比べても、人間の目ではまったく違いはわからない事もあり、事態は沈静化しており、mineoは未だに高いユーザー満足度を維持しています。

こちらは、mineoが公開している「最適化前」と「最適化後」の画像の比較です。 人の目で見ても違いはほとんど分からないと言う点に関しては頷く事ができます。 しかし、見ても分からないからいいのか、圧縮し劣化させている事実は変わらないと感じるのか、その辺りはユーザー個々に受け止め方は異なるはずです。

UQmobile、LINEモバイル、IIJmio、など、通信の最適化を実施していない格安通信サービスもありますので、人間の目で見ても分からなくても、自身のデータが勝手に改ざんされる事を望まないのであれば、最適化を実施していない通信事業者を選ぶ必要があります。

通信の最適化の実施時間

「通信の最適化」は、ユーザーの批判を受けながらも現在も継続中ですが、現状、通信が混雑する時間帯のみ実施されています。

2018年10月15日以降の実施状況は以下の通りです。

また、現在は最適化を無効化機能が公開されていますので、どうしても最適化を避けたい場合には利用可能です。

mineoのデメリット③~1GBプランの廃止(新規受付停止)

mineoは、従来あった「1GB」容量のプランについて、2018年9月3日以降、新たな利用申込みの受付を停止し、事実上、1GBプランを廃止しました。

こちらは、契約プランの分布図で、2017年9月と、2018年3月を比較していますが、mineoスタッフによれば、500MB、6GBプランの利用者が増加、1GBプランは利用者が減少していたと言います。

そこでmineoは1GBプランを廃止したわけですが、明らかに事業者都合に見えます。

  改定前(デュアルタイプA) 改定後(デュアルタイプA)
500MB 1,310円 1,310円
3GB 1,510円 1,510円
6GB 2,190円 2,190円
10GB 3,130円 3,130円
20GB 4,590円 4,590円
30GB 6,510円 6,510円

こちらは新旧プラン料金の比較です。

1GBプランが無くなっただけで他のプランの料金は同じですが、1GBで充分足りる場合であっても、月額100円高い3GBプランの料金を支払わなければなりません。

1GBプランの利用者は11%程度だったと言いますので、mineoの回線数を100万回線として計算すると、単純計算ですが11万人のユーザーが100円多く支払う計算になり、mineoは1,100万円の増収と言う事になります。(もちろん、実際には全てのユーザーが100円多く支払うわけではありません)

こうした改変は明らかに事業者都合だと筆者には見えます。

もし、ユーザーファーストで改変するのであれば、500MBを廃止して、1GBの料金を500MBの料金に値下げすべきではなかったでしょうか。

これも、「通信の最適化」と同じで、mineoにとってプラスなだけで、ユーザーにとってはマイナスな改変であり、昨今のmineoは「ユーザーフレンドリー」のイメージと合致しない行動が増えているように感じます。

つまり、ここで言うデメリットとは、単に1GBプランが廃止された事ではなく、「通信の最適化」を既存ユーザーに無断で実施したり、1GBプランを廃して不必要な負担をユーザーに強いる等の、mineoの「Fun to Fans!」のスローガンに反するような姿勢…等を筆者が感じているという意味です。

mineoのデメリット④~通話SIMでも最低利用期間なし

通常、MVNOには「最低利用期間」が設けられていますが、mineoには「最低利用期間」はありません。一見するとメリットのように見えますが、実はデメリットだと言えます。

大手キャリアやサブブランド等は「2年契約+自動更新」で、2年契約の満了月+2か月間の「更新月」以外の解約やMNP転出には「解約金(9,500円)」が請求されますが、MVNOでは、通話機能付きプラン(通話SIM)に限って、利用開始から1年間の「最低利用期間」が設けられています。

最低利用期間は、利用開始から1年間のみであり、自動更新しませんので適用は最初の1年間のみです。また、通話機能のないデータ通信専用プラン(データSIM)(SMS付含む)には適用されません(つまり利用開始後いつ解約しても自由です。データSIMにはMNPはありません)。

mineoの場合には、通話SIMであっても「最低利用期間」が設けられていないため、1年以内の解約の場合でも解約金は請求されません。

少しわかりにくいのは、「最低利用期間」自体が存在しないため解約時のペナルティはないのですが、最低利用期間内の他社へのMNP転出の場合には、他社と同等の高額なMNP転出時契約解除料が請求される事です。

SIM 期間 名目 費用
通話SIM 利用開始から12か月以内
MNP転出手数料 2,160円(税込)
利用開始から13か月以降 MNP転出時契約解除料 なし
MNP転出手数料 2,160円(税込)
データSIM 利用開始から12か月以内 - 0円
利用開始から13か月以降 - 0円

mineoの利用開始から12か月以内のMNP転出は、10,260円+2,160円=12,420円もの費用を請求され、大手キャリアと何ら変わらない費用が請求されますので充分注意が必要です。解約金が請求されないのは、あくまで電話番号を捨てる「解約」のみです。

「mineoは解約金なし」は誤解を招きやすい

実際のところ、筆者のように頻繁にテストでMVNOを利用する場合や、何らかの事情で一時的に利用するケースを除き、電話番号をそのまま利用できる「MNP転出~転入」の手続きを行うユーザーがほとんどだと考えられます。

そういう視点で見ると、mineoはあまり多くない電話番号を移行しない「解約」に解約金が発生しない事をメリットとしてアピールし、一方では、多くのユーザーが利用するMNPでは、高額な費用を課しています。

確かに、解約時に解約金が発生しないのはメリットかもしれませんが、「解約金なし」を誤解させて短期間でのMNP転出を誘発させるのが狙いとは言いませんが、あえて「解約金がかかりません」とアピールする必要はないように思えます。

こうした姿勢も「Fun to Funs」だとは正直、筆者には思えません。

mineoのデメリット⑤~値引き体質

何かと言うと値引きし、収益をあえてあげない方向へ物事を考える体質…と言う意味で「値引き体質」と表現しています。

新規ユーザー勧誘のためのキャンペーンのほとんどが料金の値引きですし、ユーザーさんに人気の仕組みなので言いづらいですが「フリータンク」も同様で、データの追加購入を放棄し、本来なかったはずの高速データ通信容量を無償で分け与える事になり、通信の逼迫をより深刻化させているのではないかとも考えられます。

もちろん他社との競合がありますので、ある程度の値引きや割安感は必要だと思いますが、帯域の増強が思い通りに実施できるだけの収益を得られなかったり、11万人が利用するプランを廃止(実質値上げ)する等、手当てすべきところがもっと他にあるのではないか…そう思う部分が少なからずあると感じます。

mineoの端末ラインナップ

2019年2月現在、mineoではAndroidスマートフォンが13機種、Androidタブレットが1機種、iPhoneが3機種、モバイルルーターが2機種ラインナップされており、MVNOとしては多めのラインナップと言えます。

Android端末は、HUAWEI・ASUS等の中華系メーカーの製品を中心に、AQUOS・富士通等の国産スマートフォンもラインアップしています。

iPhoneは、国内正規版SIMフリーのiPhone8/8Plusの新品端末と、海外版のiPhoe6s 中古端末を購入する事ができます。

Android端末について

mineoでラインナップされるAndroidスマートフォンは、最新モデルから、少し発売から時間が経って値下げされた機種まで豊富なラインナップから、自分の好みや予算に合わせて購入する事ができます。

WEB上には、機種横に必ず利用可能なプランが明記されていますので、購入時に利用可能回線を確認すれば、購入した端末が契約した回線で利用できないと言った事にはなりません。

mineoで販売されるAndroidスマートフォンは、分割購入でも一括購入でも原則的に価格の差はありませんが、実はこれはMVNOでは珍しいことです。他社では分割購入時には若干、端末価格が割高になるケースがよくあります。

この点においてはmineoは良心的と言えるかもしれません。

なお、mineoで販売されるAndroid端末は、タブレットも含め全てSIMフリー端末です。

iPhoneについて

mineoでは、MVNOでは珍しく、国内正規版SIMフリー端末を購入でき、もちろん新品端末です。

大手キャリアではiPhoneを販売していますが、全て「SIMロック」がかけられており、異なる回線では使用できません。他の回線で使用したい場合には、「SIMロック解除」を行う必要があります。

日本国内でSIMフリー版iPhoneが購入できるのは、Apple Store以外ではmineoのみですが、さらに言えば、大手キャリア以外でiPhone8をラインナップしているのはmineoのみです。

サブブランドでも大手グループMVNOでも取り扱っておらず、日本国内で唯一iPhone8を取扱うMVNOでもあります。

そういう意味で、mineoがラインナップしている国内正規版SIMフリーのiPhoneはオンリーワン(※)なのです。

価格的にはApple Store同等か、若干割高ですが、回線とセットで契約できる点で利用者にも人気です。

※ mineoをMVNEとしてau回線サービスを提供する「QTmobile」や「Fiimo」ではmineoルートでの仕入れと思われる国内SIMフリー版のiPhone8を取扱っています。

mineoを使ってみた感想は

mineoの解約手順と注意点

解約時には通話SIMであっても解約金がかからない

mineoには「最低利用期間」の規定がありません。

mineoを解約後に、他の通信会社で同じ電話番号を利用する事なく、電話番号を捨ててしまう場合には、通話機能付きプラン(通話SIM)を含め、全てのプランを利用開始直後から解約する事が可能で、その際に「解約金」(いわゆる解約ペナルティ)は発生しません。

MNP転出時には高額な「MNP転出時契約解除料」あり

同じ「解約」でも、同じ電話番号を他社通信会社で利用するための解約「MNP転出」の場合には、利用開始から短期間の場合には、高額な「MNP転出時契約解除料」が請求される場合がありますので注意が必要です。

SIM 期間 名目 費用
通話SIM 利用開始から12か月以内
MNP転出手数料 2,160円(税込)
利用開始から13か月以降 MNP転出時契約解除料 なし
MNP転出手数料 2,160円(税込)
データSIM 利用開始から12か月以内 - 0円
利用開始から13か月以降 - 0円

利用開始から12か月以内の「MNP転出」の場合には、9,500円(税込10,260円)の「MNP転出時契約解除料」と、通常の「MNP転出手数料」2,160円(税込)、合計12,420円もの高額な費用が請求されます。

12か月間経過後(13か月以降)であれば、「MNP転出時契約解除料」は発生しなくなるため、「MNP転出手数料」2,160円(税込)のみで他社へ転出する事ができます。

なお、データSIM(SMS付含む)の場合には、そもそもMNPができません(※)ので、最低利用期間も、「MNP転出時契約解除料」「MNP転出手数料」も発生しません。いつでも解約可能です。

※ データSIMに付いている「090/080/070/020」等から始まる番号は、識別番号に過ぎず、電話番号ではないため、他社でデータSIMを契約する場合でも、継続する事はできません。

解約・MNP転出の手順と注意点

解約をする場合には、mineoアプリを起動し、下段「…」内メニューから「mineoマイページ」へ進み、下部「登録情報の変更/サポート」の中の「解約・MNP予約番号発行」へ進みます。

「解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客さまへ」のページへ進み、解約・MNO転出の受付時間を確認し、「検討に至った理由」を何か選びます(現状、これを選ばないと解約ページへ進めません)。

解約理由のページ下部の「解約の方はこちら」へ進みます。

解約・MNP転出する回線を選び、解約の内容を理解・同意した上で、確認画面に進み、了承すれば手続き完了です。

mineoの解約タイミングは即日

mineoを月中に解約する場合の解約日は申込み完了日になります。 MVNO各社で一般的な、「申込み月の月末まで利用可能」ではありませんので、注意が必要です。

mineoの解約ルールは「当日解約、課金は前日分まで」となりますので、もし月内いっぱいまで利用したい場合には、翌月1日の9:00~21:00に手続きを行うと、前月末までの請求となります。解約手続きを行った日の分は請求されません。

(注意)手続きは21:00までですが、いたずらにギリギリに手続きする事はお勧めできません。

万が一、当日解約できなかった場合には、mineoの解約月請求は日割りせず満額請求となるため、翌月1か月分を請求されてしまいます。余裕をもって早めの混雑しない時間帯の手続きをお勧めします。

特に月末まで利用したい希望がないのであれば、好きなタイミングで解約手続きを行ってください。ちなみに解約月の料金は、月途中で通信不可となっても日割りにはならず「満額請求」です。

MNP転出時の注意事項

MNP転出の場合、mineoに「MNP予約番号」の発行を依頼しますが、「MNP予約番号」には15日間の有効期限が設定されており、有効期間内にMNP手続きが完了して次の通信会社との契約が成立しない場合、予約番号は無効となり、それまでの申込みや手続きはすべてクリアとなります。

冒頭の「事前準備」を参考に、予約番号取得前に準備を整えるようにし、準備が整ってから予約番号を申し込むようにしてください。また、MNOの乗換え先の通信会社の多くは、1週間~10日間の有効期限残を求めますので、予約番号取得後は次の通信会社との契約手続きを速やかに進めて下さい。

mineoの各種手数料

新規契約時をはじめ、プラン変更、タイプ変更、SIM再発行など様々な手数料が規定されています。

契約事務手数料 3,000円 新規契約時(MNP転入時含む)
SIMカード発行料 230円 Aプラン(au回線)
341円 Dプラン(Docomo回線)
337円 Sプラン(Softbank回線)
変更事務手数料 2,000円 プラン変更時・タイプ変更時
SIMカード発行 2,000円 SIM再発行・交換時
名義変更時・契約譲渡手数料 3,000円 三親等以内は無料
MNP転出手数料(MNP番号発行) 2,000円 2019年10月以降は3,000円
MNP転出時契約解除料 9,500円 利用開始から12か月以内のMNP転出時

各種手数料は、他社と比べて割高と言う事はなく、ごく標準的な料金設定になっています。

mineoの端末初期設定方法(APN設定)

mineoからの手続き完了メールを受信して1~2日後には、宅配便でSIMや端末が自宅に届きます。同梱されているのは、スマホ、SIMとご利用ガイドです。

「ご利用ガイド」は、他社の説明書に比べても非常に分厚く、親切・丁寧な作りの冊子になっています。

mineoとの契約(新規契約・MNP転入)が完了し、SIMやスマホ端末が届いたら、スマホ端末でmineoのSIMを装着して利用する事ができるようにするため「APN(※)設定」を行います。

※APN:Access Point Name~通信会社各社で個別のAPNを持っているので、通信会社を変更したら新しい通信会社に合わせたAPN設定が必要となります。

利用ガイドにざっと目を通す

同梱の「mineoご利用ガイド」は、初期設定や、メール設定、WiFi設定などが初心者でも分かりやすく丁寧に解説されていますので、まず初めに、ざっと目を通してください。

格安通信会社との契約が初めてであったり、あまり通信やスマホに詳しくない方は特にじっくり読まれる事をお勧めします。

Android端末の場合

AndroidスマートフォンをWiFiに接続し、新たな通信会社のAPNを設定します。

端末メニューから、「設定」→「(無線とネットワーク)もっと見る」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」に進みます。

mineoのAPNを選択・指定すればAPN設定は完了です。

APNの一覧にmineoの名がない場合には、ページ右上の「+」から手動でAPN情報を書き込みます。APN情報は以下の通りです。

  Aプラン Dプラン Sプラン
名前 任意 任意 任意
APN mineo.jp mineo-d.jp mineo@k-opti.com
ユーザー名 mineo@k-opti.com mineo@k-opti.com mineo@k-opti.com
パスワード mineo mineo mineo
認証タイプ CHAP CHAP CHAP

「APN」がプランによって異なりますので注意してください(他項目は共通です)。 また、この一覧以外の項目は空欄のままで大丈夫です。入力し終わったら、右上のメニューで「保存」し、APNページに戻って入力したAPNを選択すれば設定完了です。

iOS端末の場合

iPhoneやiPadなどのApple製品のAPN設定は「プロファイル」をインストールします。

iOS端末の場合は、このプロファイルをインストールする事で、自動的にAPN設定が完了します。

プロファイルは複数の通信サービスのプロファイルをインストールして置けませんので、新たな通信会社のプロファイルをインストールする際には、旧プロファイルを削除する必要があります。

この場合、旧プロファイルが削除された状態で、新たなプロファイルをダウンロード(つまり通信)する必要があるため、iOSプロファイルの設定にはWiFi環境が必須となります。自宅にWiFi環境がない場合には、公衆WiFiや、他のスマホのテザリングでも新プロファイルのDLが可能です。

プラン プロファイルURL
Aプラン

ダウンロード

ダウンロード

(iPhone 5s/5c)

Dプラン

 

Sプラン

ダウンロード

ダウンロード

(iPhone6以前のモデル)