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スマートフォンやiPhoneなど新しいガジェットが発売されるたびに、分解する過程を丁寧に説明しているiFixitと、老舗のスマートフォンメーカー「MOTOROLA」が提携して、ユーザ自身がディスプレイやバッテリーを交換できる修理キットを発売すると公表しました。

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MOTOROLA社の勇気ある決断

近年発売されているスマートフォンやiPhoneは、バッテリーが着脱式ではありません。そのためバッテリーの寿命がくると気軽に交換することができず、修理扱いで交換してもらう必要があります。バッテリー交換とはいえ、修理に出せばそれなりの日数や保存されていたデータが消えてしまう危険も出てきます。

最近では正規店以外でも修理サービスを提供している店舗が増えていますが、修理に使われるパーツが純正ではなく、メーカーからは改造扱いとして見られてしまい、別の箇所が破損した場合に修理をうけられなくなるということもあるようです。

ですが今回はメーカー公認の元で、自分で修理ができる専用キットを発売しています。これを使って交換した後、別の故障が見つかって修理を受けるといった時は、改造扱いではなくなるということになります。

しかも交換パーツもメーカー純正のパーツになるので、交換後も安心して利用し続けられますね。

iFixitの活動も功を奏したのかも

iFixitは以前からスマートフォンの分解方法を紹介しています。

本当にわかりやすく一つ一つ手順を説明している上、注意が必要な作業については写真付き、動画付きで公開されています。iFixitは海外のサイトですが、日本語に翻訳されたページも用意されているので安心して作業することができます。翻訳も意味が通じないような機械翻訳ではなく、人の手で翻訳されているちゃんとした日本語のため、作業に没頭する事ができます。

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また、自分の持っているスマートフォンが、分解しやすいのか難しいのか、簡単に判断できるスコア表記を採用しています。これはスマートフォンの分解難易度を１〜10の数字で表記するもので、10がもっとも簡単に分解できるスマートフォン、1になると超難易度が高い製品であることを意味しています。

これなら自分でやるかメーカーに交換を依頼するか、判断が容易にできますね。

MOTOROLA社に続くか！？

MOTOROLA社のように、バッテリーやディスプレイなどユーザが交換できる環境を整えておけば、自ら実践してくれる人も多くなるでしょう。また他のスマートフォンメーカーも、ユーザ自身で交換できるように、設計の見直しを行ったり、純正パーツを販売するルートを確立したり、そして交換手順を紹介しているiFixitと提携して、修理交換キットを次々と発売していくことでしょう。

これからどのメーカーから修理キットが発売されるか、ちょっと気になりますね。

それと途中で断念したGoogleの組み立て式スマートフォン「Project ARA」が復活するかもしれません。

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そうなると、すべてのパーツにおいて修理という概念がなくなり、すべて交換できるスマートフォンが登場します。カメラやディスプレイ、スマートフォンを作るすべてのパーツが交換するだけで新品になるのです。

夢のようなスマートフォンの構想が復活することを期待しています。