スマホ・携帯買取のバイヤーズ.com渋谷店です。
ほとんどのスマートフォンユーザーは、数年間ごとにデバイスを買い替えます。
その際に、「現在と同じメーカーのデバイスをチョイスする」ユーザーが最も多くの割合を占めています。
しかし、同じメーカー以外なら…という選択の場合、ほとんどのユーザーがiPhoneを検討しているようです。
メリルリンチ・グローバル・リサーチがまとめたデータによれば、スマホメーカーごとに「次のデバイス」で最も人気があったのは同じメーカーの別のモデルで、調査したスマホメーカー全てで、現在と同じメーカーのデバイスを選ぶと答えたユーザーが最多でした。
こちらは、メリルリンチがまとめた、買い替えデバイスの希望割合です。
文字が小さくて見にくいので、主だったメーカーをピックアップして一覧表にするとこうなります。
Apple | HTC | Huawei | OPPO | Samsung | Xiaomi | ZTE | ||
Apple | 70% | 1% | 1% | 5% | 2% | 4% | 1% | 0% |
5% | 42% | 2% | 0% | 2% | 15% | 0% | 6% | |
HTC | 25% | 1% | 34% | 6% | 1% | 7% | 4% | 0% |
Huawei | 15% | 0% | 2% | 54% | 3% | 3% | 2% | 0% |
OPPO | 22% | 0% | 1% | 9% | 40% | 4% | 3% | 0% |
Samsung | 19% | 2% | 2% | 2% | 2% | 53% | 2% | 0% |
Xiaomi | 20% | 0% | 2% | 10% | 4% | 4% | 37% | 0% |
ZTE | 15% | 2% | 3% | 12% | 2% | 9% | 2% | 17% |
ピックアップしたのは、Apple・Google・HTC・Huawei・OPPO・Samsung・Xiaomi・ZTEの8社です。
その8社全てで、次期デバイスには同じメーカーを選ぶとした回答が最多でした。
最も多かったのはAppleで70%で、実に7割のユーザーがiPhoneを使い続けようと考えている事になります。
Android陣営で最多だったのは、Huawei:54%、Samsung:53%で、ユーザーの半数はそのまま残ろうと考えていますが、もう半分は、他社への乗換えを検討している事になります。
Appleを除く7社中、6社で2番目に検討されているのは「iPhone」であり、その割合はGoogleの5%(※)を除けば、最少15%~最大25%、平均19.33%(≒20%)でした。
これは、言い換えればAndroidユーザーの5人に一人はiPhoneへの買換えを検討しているという事になります。
(※)なぜか、Googleスマホのユーザーの次期デバイス選択は、自社以外ではSamsungが15%となっており、他のAndroidスマホメーカーとは異なる傾向を示しています。
Android→iPhoneでは、Android大手のHuaweiで15%、同じくSamsungで19%のユーザーがiPhoneに乗り換えたいと考えているのに対し、iPhone→Androidでは、Huaweiへの乗換え意向は5%、Samsungへは4%と、非常に不均衡な状況が見て取れます。
さらに、HTC・OPPO・XiaomiからのiPhoneへの乗換え希望は20%超とAndroid7社の中でも高割合なのに対し、iPhoneから3社への乗換え希望は僅かに1~2%であり、不均衡ぶりが際立っています。
別の調査では、Android-OSユーザーの忠誠度(Customer retention)は、iOSユーザーの忠誠度を上回るとする結果も報告されていますが、メリルリンチの調査を見る限りは、Android→iPhoneへの流れが支配的と見えます。
この20%のAndroidユーザーがiPhoneへの乗換え意向を持つという結果は、Appleが数回の四半期で得た「新規ユーザーの2割はAndroid陣営から来ている」というデータと一致しています。
source:AppleInsider
source:iphone-mania