iPhoneやAndroidスマートフォンも、共通しているモノは「薄さ」と「軽さ」ではないでしょうか。消費者もスマートフォンは軽くて、薄いものと思い込んでいますよね。こんなふうにポケットにだって、入れやすいのがスマートフォンってものです。
その思い込みをぶち壊すスマートフォンを、バッテリーやハンディライトなどで有名なenergizerが発表しました。
実はenergizerは、以前からスマートフォンも開発・販売をしているメーカーです。
同社が持つバッテリーのポテンシャルを活かした、大容量バッテリー18,000mAhを搭載したモンスター級のスマートフォン「Power Max P18K Pop」が登場しました。
これまでのスマートフォンの常識だった「軽さ」と「薄さ」をことごとく打ち壊したモデルで、まったく真逆の存在となるスマートフォンといえるでしょう。
Power Max P18K Popの重さの理由は、搭載しているバッテリー容量です。モバイルバッテリーでも大容量の部類に入る18,000mAhで、1日や2日間は使えますという宣伝文句をうたうスマートフォンなんて稼働時間では勝ち目はありません。
18,000mAhっていわれても実感がわかないですよね。これだけの大容量バッテリーだと1回の充電で動画なら約48時間、音楽は約96時間の再生が可能、通話時間は約90時間、待ち受けはなんと約50日になるそうです。
これだけ大容量バッテリーを搭載していると、犠牲になってしまうのが「厚さ」です。Power Max P18K Popの厚さは18mmと、iPhone XSを2台重ねても18mmには届きません。ちょっとした文庫本を一冊持ち歩いているのと変わらない厚みで、ポケットに入れるときもちょっと引っかかったりする心配が出てきそうです。
Power Max P18K Popの最大の魅力は「モバイルバッテリー」と「スマートフォン」の2つを、別々に持ち歩かなくていい点ですが重さと厚さは気になってしまいますね。
バッテリーの容量と本体の厚さばかりが目立ってしまうPower Max P18K Popですが、どのくらいのスペックを持ち合わせたスマートフォンなのでしょうか。
OSはAndroid9.0、画面サイズは6.2インチでベゼルレスではといえるぐらい縁の狭いディスプレイを搭載し、2.0GHzのオクタコアCPU、RAMは6GBとミドルレンジクラスのスマートフォンとしては十分なスペックです。
またカメラは収納できるタイプで、デュアルレンズ仕様となっています。iPhoneのような切りかきや、Galaxy S10などの穴あきディスプレイではありません。
Power Max P18K Popですが、発売されるのが2019年6月頃で、価格も8万円程度になるといわれています。
日本国内で発売される可能性についてですが、利用できる携帯電話会社はドコモのFOMAプラスエリア3Gだけで、他の携帯電話会社は全く利用できないようです。ということは格安SIMでも利用できないので、国内で発売されることはちょっと難しいかもしれません。
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